病院概要

当院で行う乳がん治療

乳がんとは

この20年間で乳がんの患者数は約7倍に増えており、がんにかかる女性全体の中で乳がんにかかる女性は1位で、12人に1人がかかると言われています。基本的には40歳代~60歳代の方が多いものの、最近は働き盛りの若い方も増えています。
乳がんは早期に発見し適切な治療を行えば9割以上のケースで治癒が期待できます。

乳がんの検査

乳がんが疑われると、しこりや病変の存在を視診・触診およびマンモグラフィ、超音波(エコー)検査などの画像検査で確認します。その後、必要に応じてMRIなどの画像検査やマンモトーム検査を行います。

マンモグラフィ検査

乳房専用のX線撮影装置を使った検査です。乳がんの初期症状である微細な石灰化や小さなしこりを画像として捉えることができます。

乳腺エコー検査

乳房に超音波を当てて乳房内部の状態を調べる検査です。病変の有無、しこりの大きさ、腋の下など周囲のリンパ節への転移の有無などがわかります。乳腺が発達している若い世代でもしこりが見つけやすいことが特徴です。

乳房MRI検査

強い磁力を発生するMRI装置を用いて、乳房の病巣を画像化し、診断する検査です。マンモグラフィーや超音波検査では判断できない場合や、病変の広がりを診断する場合などに行ないます。

マンモトーム生検

病変部に二重構造の針を刺して組織の一部を採取し、顕微鏡で調べる組織診検査です。がんが疑われる場合の精密検査として行ないます。

乳がんの治療

乳がんの治療には局所治療と全身治療があります。局所治療はがんのできている側の乳房やその周囲のリンパ節に対する治療で、「手術療法」と「放射線療法」があります。全身治療は「薬物療法」のことです。

手術療法

乳頭、乳輪を含めて乳房を全て切除する乳房切除術、がんとその周囲1〜2cmの正常乳腺をあわせて部分的に切除する乳房部分切除術(温存手術とも呼びます)、乳頭や乳輪を残して乳腺のみをくりぬく乳頭乳輪温存乳腺全切除術等の術式があります。手術療法では、しっかりがん細胞を取り除くことがとても大事で、できたがんの大きさによって術式を決定します。

また、乳がん手術により失ったり変形したりした乳房を新しく作り直すための手術「乳房再建術」も積極的に行っています。

薬物療法

他の臓器への転移の予防や、手術前にがんの大きさを縮小させるために行うほか、発見時に既に他の臓器に転移している場合は薬物療法が治療の主体となります。薬物療法には、大きく分けてホルモン療法・化学療法・分子標的治療の3つの治療法があります。どの治療法を行うかは、乳がんの進行度(どれだけ病状が進んでいるかを表す分類、病期、ステージとも呼びます)のみではなく乳がんの性質も考慮して決定します。

放射線療法

温存手術後の乳房内再発を予防する温存乳房への照射などの局所制御を目的に行う場合と、乳がんの転移で生じる症状をやわらげる(緩和)目的で行う場合があります。

※放射線療法が必要な場合は他の医療機関へご紹介させていただきます。

乳房再建術について

乳房再建術とは、乳がん手術により失ったり変形したりした乳房を新しく作り直すための手術です。多くの女性にとって、自信を取り戻し、前向きな人生を歩むきっかけになっています。当院では乳腺外科と形成外科の密な連携体制を取っており、乳房再建を行う場合はもちろん、行わない場合でも、形成外科の医師が乳房にできる傷を縫合しています。

人工乳房による再建

<組織拡張期を使う方法>
形成外科の手術では、肌質を観察し、縫いあがりの傷が人の体の”しわの走行”に沿うようにデザイン。傷をできるだけ目立たないよう綺麗に治していきます。この専門知識や技術が乳房再建術においても発揮されています。

セカンドオピニオンについて

セカンドオピニオンとは、患者さまが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医師とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。他の医療機関で治療中の方で当院の医師にセカンドオピニオンを希望される方は、地域サポートセンターまでお問い合わせください。

地域サポートセンター直通

TEL.076-461-7730 FAX.076-461-7744

TEL:076-461-7700(代表) ※上記の直通番号がつながらない場合は代表TELにてご連絡ください。

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