診療科/小児科
小児アレルギー外来

診療担当表

完全予約制

午後---加藤(第1・3週)
完全予約制
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概要

小児アレルギー外来(木曜午後)では、こどものアレルギーに関する相談・治療をしております。また、一部、成人の方でもアレルギーの相談は可能です。気軽にご相談ください。

症状と対象疾患

食物アレルギー

食物アレルギーは小児の約10人に1人にあると言われています。乳児では卵や牛乳、小麦などが多く、一般的には、原因である食品を除去が必要になります。小児の食物アレルギーは成長に伴い、治ることがあります(耐性化といいます)。しかしながら、最近では原因食品を安全な範囲で摂取したほうが、耐性化しやすいことがわかってきており、「必要最低限の」除去が理想的です。

血液検査や皮膚の検査だけでは、どのくらい食べられるのかわからないため、確実な診断をするには食物負荷試験が必要になります。

  • 食物アレルギーの診断や対応の仕方を指導します
  • 血液検査や皮膚検査による評価をおこないます
  • 食物負荷試験をおこなってどの程度食べられるのか評価します

食物負荷試験とは?

疑われる食品、もしくは除去している食品を食べて症状が誘発されるのか確認する検査です。その目的は、大きく3つあります。

  1. 本当にその食品でアレルギー症状がでるのか確認するため
  2. 除去していた食品が治ったか(耐性化したか)確認するため
  3. 原因食品がどの程度の量であれば安全に摂取できるか確認するため

気管支喘息

気管支喘息は、気道のアレルギー炎症によって生じる病気です。風邪を引いた時やアレルギー物質(ホコリなど)を吸い込んだ時に、気管支が細くなり呼吸がしにくくなり、ゼィゼィ、ヒューヒューといった呼吸症状がおこります(発作と言います)。

気管支喘息は、発作のときの治療も大事ですが、発作ではない時に気道のアレルギー炎症を抑える治療を行うことで、発作を予防することが重要です。

喘息でお悩みの方は、ご相談ください。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は小児では乳児期から始まります。適切なスキンケアと外用治療が必要です。乳児期のスキンケアや治療をすることでアトピー性皮膚炎の予防や皮膚から食べ物やダニなどのアレルギー物質の侵入を阻止して、その後のアレルギー発症を予防する効果もあると言われています。

湿疹について、お悩みの方はご相談ください

アレルギー性鼻炎

スギ花粉で知られる花粉症やダニなどが原因で鼻水、鼻づまり、くしゃみなどが生じます。一般的には抗アレルギー薬の内服や、ステロイド点鼻薬などでの加療を行いますが、近年 スギ花粉とダニアレルギーについては舌下免疫療法という新しい免疫治療が出来るようになってきました。(スギは5歳〜、ダニは12歳〜)抗アレルギー薬で眠気がでてしまうような方、毎年花粉の時期に悩まされれている方はご相談ください。(ただし、喘息のコントロールの悪い方など、治療できない方もおられます)

医師紹介

加藤 泰輔
役職:
(非常勤)
専門分野:
小児科一般、小児アレルギー