あさりスープ/変わり炒め物
2019年09月10日
肝臓にやさしいレシピ
昔からお酒は「百薬の長」と言われ、正しく付き合えば心身の疲れを癒したり、コミュニケ―ションを円滑にしたりといったメリットがあります。しかし、飲みすぎると「万病の元」になり、命に関わることもあります。お酒が及ぼす影響を理解し、お酒を楽しくいただきましょう。
おすすめ食材
良質なたんぱく質
アルコールによって肝機能が破壊されるのを防いだり、アルコールを分解する酵素の原料となります。油っぽいものは胃に負担をかけるので、低脂肪高たんぱくなものを選びましょう。
例:枝豆、豆腐、チーズ、ヨーグルトなど
タウリン
肝機能を高める働きがあります。
例:サザエ、エビ、イカ、タコ、貝類など
ビタミン類
アルコール代謝にたくさん使用されます。アルコールによる栄養分の吸収の阻害が起きるのでしっかり摂取する必要があります。ビタミンB1はネギやニラ、ニンニクに含まれるアリシンと一緒に摂ると吸収率がアップします。
ビタミンA…レバー、にんじん、かぼちゃ、春菊、うなぎなど
ビタミンB1…豚肉、大豆、玄米
ビタミンC…イチゴ、ブロッコリー、ミカンなど
ハーブ・カフェイン
ハーブは気分をサッパリとさせる働きがあります。カフェインは脳を覚醒させ、目を覚ます働きがあります。
あさりスープ
材料(4人分)
- あさり ………… 1パック
- ネギ …………… 1本
- エノキダケ …… 1袋
- 水 ……………… 800cc
- ゆずコショウ … 小さじ2
- 塩 ……………… 適宜
- コショウ ……… 適宜
作り方
- あさりは水につけ、砂を吐かしておく。
- 鍋に水を煮立てる。あさりを入れ、口を開けるまで火を通す。灰汁を取り、貝を別に取っておく。
- エノキダケを食べやすい大きさに切る。②で斜めに切ったネギとエノキダケを入れて煮る。
- ゆずコショウを入れて、塩、コショウで味を調える。最後に貝を戻す。
ポイント
- あさりの砂だしには水1リットルに対して塩を約3g入れましょう。
- あさりには鉄分、ビタミンB12、タウリンの栄養分があります。特にビタミンB12は貝の中でもあさりに多く含まれています。鉄分やビタミンB群は水に溶けやすいので、スープは飲むことをおすすめします。
変わり炒め物
材料(4人分)
- 豚肉 …………… 300g
- ネギ …………… 1/4本
- ニラ …………… 1束
- ごま油 ………… 大さじ2
- ショウガ ……… 1かけ
- ザーサイ ……… 40g程度
- 大豆(水煮)…… 60g
- 水溶き片栗粉 … 小さじ2
- 紹興酒(老酒)… 大さじ2
- しょうゆ ……… 適宜
- 塩 ……………… 適宜
作り方
- 豚肉を1cmの棒状に切る。ネギは5mm幅、ニラは4cm幅に切る。ショウガ、ザーサイは千切りにする。
- フライパンにごま油とショウガを入れて火にかける。香りが立ったらザーサイを炒め、豚肉を加えて色が変わるまで炒める。
- 紹興酒を加えて味を絡ませ、大豆を入れてサッと炒める。しょうゆ、塩で味を調える。鍋を傾けて材料を端に寄せ、底にたまった汁に水溶き片栗粉を加えて混ぜ、トロミをつける。
- ネギとニラを加えてサッと混ぜ、すぐに火をとめる。