砂肝ガーリック炒め
2019年09月10日
亜鉛不足解消メニュー
ここ数十年の間に味覚障害を持つ患者数は急激に増えています。食欲は味覚を感じることで得られますがこの味覚が感じられなくなると食べる喜びが失われるばかりか、腐ったものや毒物も認識できなくなり生命に大きな影響を与えることになります。
味覚障害とは
- 濃い味だとわかるが薄い味がわからない
- 味が全く感じられない
- 舌の左右いずれかで味を感じない
- 何も口に入っていないのに苦みや渋みなどの変な味がする
- ある味のみわからない(甘味はわかるが塩味はわからない)
- 味の錯覚を起こすものがある(甘味を苦みと間違えるなど)
味覚障害は自分で気づくことは少なく家族の指摘で分かるケースが多いです。味覚がわかりづらく濃い味の物を食べ続けることにより塩分の過剰摂取による疾患などの問題が出てきています。味覚障害を起こさないよう食生活の見直しをしましょう。
どのような人がかかりやすいのか
- 55歳以上である
- 無理なダイエットをしている
- 1人暮らしである
- 野菜中心の食事をしている
- ファーストフードやインスタント食品、コンビニ弁当をよく食べる
- 長期間飲んでいる薬がある(抗生剤、降圧剤、アレルギーの薬など)
- 舌苔が多く付いている、または歯磨き時に舌を毎回磨いている
食生活が原因と考えられる味覚障害は亜鉛不足や唾液の分泌不足があります。通常、普通にバランスの摂れた食事をしていれば亜鉛不足にならないと言われていますが味が分かりにくいと感じたら次の食品を積極的に摂るようにしましょう。また、亜鉛と一緒にビタミンCをとることにより吸収されやすくなりますので果物などビタミンCを多く含む食品も不足しないよう接種を心がけましょう。
肉類 | 牛肉、鶏肉、砂肝など | 豆類 | 納豆、みそ、きなこなど |
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海藻類 | のり、わかめ、ひじき、寒天など | 嗜好品 | 抹茶、ココアなど |
種実類 | ごま、カシューナッツ、松の実など | 乳製品 | プロセスチーズ、パルメザンチーズなど |
魚介類 | 牡蠣、煮干、たらばがに、数の子、サザエ、明太子など |
砂肝ガーリック炒め(1人分:塩分1.2g 198kcal)
材料(2人分)
- 砂肝 …………… 200g
- にんにく ……… 3欠片
- サラダ油 ……… 大さじ1
- ピーマン ……… 10g
- エリンギ ……… 30g
- パプリカ(赤)… 10g
- 塩・コショウ … 適宜
作り方
- にんにくはスライス、砂肝は食べやすい大きさに切る。
- パプリカ、ピーマン、エリンギも短冊に切る
- フライパンに油を引いて①を入れて塩を振り炒め、蓋をして4分ほど時々箸で返しながら炒める。8分通り炒めた所に②を加え炒める。
- キッチンペーパーでアクと水気をふき取り、コショウを加え味を整える。