1987年の八尾総合病院の開設から四半世紀経過した今日、日本の医療環境は当時から大きく変化しています。それに伴って、私たちの医療法人も大きく変わらなくてはなりません。
「良き隣人でありたい」、「最適なホスピタリティを提供したい」という理念で設立された藤聖会は、地域のニーズに育てられてここまでやってきました。2025年にピークを向かえる超少子高齢社会に備え、富山市南部地域で信頼される医療機関として、「地元で健康で安心、安全に暮らしたい」という地域の皆さんの気持ちを支えるために、私たちはさらに成長していく必要があります。
現在、厚生労働省が打ち出している「地域包括ケアシステム」は、まさに私たちがこれまで進めてきた地域医療に一致しています。私たちが最大の使命と考えていることは、最適な医療を提供することはもちろんのこと、それだけではなく、自宅に帰られるように医療や介護サービスを調整したり、老健や慢性期病院での療養につないで調整したりすることです。
また、幾つかの病気を抱える方が体の不調で心配なとき、高齢の方を療養介護している家族の都合が悪くなったとき、・・・そんなときにすぐに入院を引き受けることも大切な役割です。
ご自身や家族、近所の方などの健康や介護のことで不安を抱える時に、気軽に頼りにしてもらえるよう、私たちの医療法人は「隣人として、やさしく寄り添い、最適な医療を提供する」という理念のもと、医療と介護・福祉の確かなネットワークに努力を続けていかなくてはなりません。
この実現のためには、共に地域医療に取り組む医師の力が不可欠です。私たちの理念と取り組みに共感していただける先生は、是非その力をお貸しいただきたいと考えています。