症例一覧
男性不妊と精索静脈瘤

男性不妊の原因として多くみられるのが、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)です。
この病気は、精子の働きを低下させる「造精機能障害」を引き起こす原因の一つとされています。また、高校生、大学生くらいの若者で陰嚢が腫れて痛い、ボコボコ血管が浮いているという方は、この病気の可能性が高いです。
当院形成外科では、泌尿器科やグループの女性クリニックWe 富山と連携し、丁寧な検査を行った上で、精索静脈瘤に対する根治療法として有効とされる顕微鏡下手術を提供しています。
手術によって精子をつくる力の改善をめざし、妊娠の可能性を高めるサポートをいたします。

精索静脈瘤とは

精巣から心臓へ戻る血液が逆流し、静脈が瘤( こぶ) のようになる病気です。
血液の逆流による血流障害によって精巣の温度が上がり、精子形成が障害されて精子の数が少なくなったり、精子の質が低下して動きが悪くなると考えられています。

陰嚢が熱を持って痛い、ボコボコ血管が浮いて見えるという症状もあります。

治療について

精巣への血液の逆流を防ぐため、手術で精巣静脈を縛って結び(結紮)切断します。これにより、異常な血流が改善され、精子の質の向上が期待できます。

手術後、約3 か月~半年で精液の状態が改善する例が多くみられます。また、たとえ精液所見が大きく変わらない場合でも、近年の研究では、DNA 損傷を受けた精子の割合が減少することがわかっています。

当院では、顕微鏡を使って血管を確認しながら手術を行います。多数の異常な静脈だけを切断し、動脈と神経、リンパ管はしっかり温存します。再発が少なく精巣の血流と知覚が保たれ、合併症リスクを抑えられます。

このような方は一度ご相談ください

  1. 「精索静脈瘤」と診断された方
  2. 精液検査で異常を指摘された方
  3. 陰嚢の違和感や痛みがある、または、見た目にこぶ状の血管がある方

よくあるご質問

手術は自費ですか?

当院における精索静脈瘤の手術は保険適応です。

入院が必要ですか?

患者さまに安心して治療を受けていただくため、全身麻酔での手術を基本にしており、一般的な入院期間は2泊3日です。

担当医師

形成外科

医学博士
日本形成外科学会形成外科専門医

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