私が小学生の頃、父が糖尿病で入院し、血糖コントロールが必要だった父は、病院の方から栄養指導を受け真剣に食事の本を読んでいました。その時、初めて栄養士という職業を知り、興味をもちました。誰かのために食事管理の手伝いができればとの思いから、栄養士を目指しました。
入院患者さんの食事に対する質問や要望、また不安に思われることなどに、状況に応じた言葉がけやアドバイスを行い、患者さんの容態にまで深く関わりを持つ意識づけができるようになりました。
以前、栄養相談を行った患者さんから「その節は、いろんな助言をいただき、ありがとう。おかげさまで血液検査の数値もよくなりました。また栄養相談をお願いします。」と声をかけていただきました。改善意欲がみられた患者さんの姿を見てとても嬉しく、その言葉が私自身の励みになっています。健康状態を少しでも改善できるよう栄養面から食生活のサポートを行っています。
当院には様々な疾患の患者さんが通院・入院しておられ、その方に応じた栄養相談や病態、嚥下の状況に合わせた食事の提供を行っています。患者さんの食習慣の把握や食事への思いを理解し、食べる楽しみを持った生活が提案できるよう日々取り組んでいます。これからも専門的知識の向上に努めたいと思います。
患者さんの病状の変化に伴い食事形態を変更するだけでなく、栄養士間だけはわからない情報など、他職種との情報共有は欠かせません。職種に関わらず気軽に相談をしたり質問したりできるところもこの職場の魅力です。
8:30~ 食事箋チェック、入院患者さんの情報収集
食事箋内容の確認や入院患者さんの容態に合わせ食事の変更を行います。栄養計画作成のために入院患者の情報収集を行い病棟ラウンドの準備を行います。
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9:00~ 外来栄養相談
外来の相談室にて個別に栄養相談を行います。
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12:00~ 昼食時病棟ラウンド
入院患者さんの部屋を訪室し、食事提供内容の説明やアレルギー、嗜好調査、摂取量などの確認を行います。食事で困っていることはないかなどを定期的に声かけし、食事をおいしく食べていただけるよう努めています。
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12:40~ 昼食
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14:00~ 栄養計画作成・カンファレンスなど
栄養計画作成や各種カンファレンスに参加し、その他、入院患者さんの栄養指導を行なっています。また、毎週木曜日はNST検討会を行なっています。
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17:15 退勤
勤務が終了です。1日お疲れ様でした。