栄養状態が悪いと治療を行ってもなかなか回復できず、手術の後に感染症や合併症を起こしてしまうこともあります。逆に、早期に栄養状態を改善することで、症状の悪化を防ぎ、治療期間を短縮することや回復を早めることが可能になります。そこで当院では、多職種でチームを組み、患者さま一人ひとりの状態に合わせた栄養管理に関するアプローチを実施しています。
医師・看護師・リハビリスタッフ・管理栄養士・薬剤師など多職種からなるチーム「NST(栄養サポートチーム)」を組み、栄養状態を良好に保つお手伝いをしています。
入院される際、1人1人に対し栄養管理が必要か否かの判定をして、適切な栄養管理がなされているかをチェックします。このとき、栄養状態が良くないと判定された患者さまに対して、最もふさわしい栄養管理方法の指導や提言を行います。このことは合併症の予防や早期発見、また病気そのものの改善にもつながります。
週1回、栄養管理を必要とする対象患者さまの検討と、主治医への栄養療法についての提言を行います。
対象患者さまの診察を行い、意見をお聞きします。
病棟スタッフより、栄養管理について相談を受けます。
「食べ物をみつけて、口に入れてゴックンと飲み込む、食べる」という一連の流れの中でどこかに不都合が生じた状態を、摂食嚥下障害と言います。普段なにげなく行っている「口から食べる」ことは、生命維持のための栄養・水分補給だけでなく本来的な欲求に基づく行為で、精神面の安定にもつながり、「生きる力」となります。当院では、患者さまに食べる喜びを取り戻していただくとともに、生活の質を向上したいという思いから、病院を挙げて活動しています。
摂食嚥下障害の疑いがある場合、嚥下機能を評価する検査を行います。結果をもとに、安全な食事の摂り方を決定します。
鼻から直径3.5mm程度の細い内視鏡を挿入し、のどの中の飲み込む動作(のどの動きや水分・食物の残り方など)を直接映像で観察します。コンパクトな検査器材なのでご自宅を訪問して検査することも可能です。
食品にバリウムを入れ、実際に食べる様子をレントゲン検査で調べます。水分や食物を口に運んでから胃まで到達するまでの一連の機能の評価ができます。
まずは看護相談外来へどうぞ。ご家族様からの相談も受け付けています。通院が難しい方には内科医師が往診に伺うことも可能です。ご自宅はもちろん、介護保健施設・医療機関などへも伺います。VE等による嚥下機能評価を行います。
また、歯の治療や口腔ケア・義歯調整は摂食嚥下障害の予防と治療に欠かせません。通院が難しい方には歯科医師・歯科衛生士がご自宅や施設を訪問します。
地域サポートセンター TEL:076-461-7730
診療科によって休診の場合があります。事前に診療担当表をご確認ください。
ご予約のお問合せは10:00以降(乳腺外科、婦人科、眼科は月~金曜13:00以降、土曜10:00以降)にお願いいたします。
■「婦人科、乳腺外科、小児科、形成外科」は初めての方でもWebから予約ができます。
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