病院概要

健診科

血糖値、HbA1cの再検査通知が届いた場合

健診科,医療・健康情報2019.10.16

血糖値・HbA1cの再検査・精密検査について

血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)で異常が見つかった場合は、基本的に血液検査が必要となります。健康診断などでは血糖値とHbA1cのどちらか一方の検査しかおこなっていない場合もありますので、まずは再度血液検査をすることで原因を特定していきます。

血糖値 血中の糖の濃度を表しています。

血糖値は短期的に上がり下がりを繰り返しており、食後は血糖値が上昇しますがその後だんだんと下がっていきます。食事によって影響をうけますので、空腹時の測定が好ましいです。

HbA1c ヘモグロビンは糖と結びつきやすい性質があり、ブドウ糖と結びついたヘモグロビンをHbA1cといいます。

食事には影響されず過去1~2ヶ月分のHbA1cの平均値がでるため、食後であっても検査をすることができます。

普段はインスリンというホルモンによって血糖値は適切に保たれていますが、インスリンの働きに異常がみられると血糖が多くなってしまいます。検査でどちらか一方でも高かった場合は糖尿病などの病気が疑われますので、早めの医療機関の受診をおすすめします。

当院における再検査・精密検査の流れ

当院にて血糖値・HbA1cの再検査・精密検査をする場合、予約は不要です。再検査・精密検査受診の流れは下記のとおりです。

  1. 結果報告書と精密検査依頼書が届きます。
  2. 月~土曜の診療時間内(午前:8:30~11:30、午後:13:00~16:30※午後は月〜金曜のみ)に空腹の状態で内科を受診してください。

内科

注意事項

  • 正確な検査結果を出すために、お越しになる前日の21:00以降の飲食は控えてください。
  • 検査結果、医師が記入する2次精検結果記入用紙(ある方のみ)の書面は必ずお持ちください。
  • 事前に予約していただく必要はありません。
  • 当日の混雑具合により、待ち時間が発生する場合がありますので、なるべく早めにお越しください。
  • 重症度を考慮して検査を行うため、順番が前後する場合があります。

血液一般の検査で疑われる病気

血糖値・HbA1cの検査では、異常があると下記の病気が疑われます。

糖尿病

また、糖尿病を放置することで下記の合併症を引き起こす可能性もあります。

狭心症

心筋梗塞

脳梗塞

下肢閉塞性動脈硬化症

高血圧

脂質異常症

など

よくある質問

どのくらいの値だと糖尿病が疑われますか?

空腹時血糖値が126mg/dL以上、またはHbA1cが6.5%以上だと糖尿病が強く疑われます。また、空腹時血糖値が100~109 mg/dL、HbA1cが5.6~5.9%の方は、将来的に糖尿病を発症するリスクが高いので注意が必要です。

教えてくれた医師

荒屋 宣子
【内科、健診センター】

診療受付時間

  • 午前/8:30〜11:30(診療9:00~12:00)
  • 午後/13:00〜16:30(診療13:30~17:00、土曜は午前のみ)
    > 休診日:土曜日午後、日曜、祝日、年末年始(12/30~1/3)
    時間外の受診について

診療科によって休診の場合があります。事前に診療担当表をご確認ください。
ご予約のお問合せは10:00以降(乳腺外科、婦人科、眼科は月~金曜13:00以降、土曜10:00以降)にお願いいたします。


■「婦人科、乳腺外科、小児科、形成外科」は初めての方でもWebから予約ができます。

Web予約

自宅でできる来院前Web問診