人と関わる仕事をしたいという漠然とした思いを持ちながら、福祉の大学へ進学しました。
学んでいくなかで、病気と向きあっている患者さんやご家族の思いに寄り添い、持っている力を引き出すことができる医療ソーシャルワーカーに興味を持ち、この仕事をはじめました。
患者さんやご家族の思いに寄り添い、希望される生活を実現できるように常に取り組んでいます。その中で院内外のスタッフさんと協力しながら生活のサポートができた時はとてもやりがいを感じます。
また、地域のスタッフの方々から相談を受けた際に、「富山西総合病院の地域サポートセンターに相談をして良かった」と言ってもらえた時は、地域からも頼りにされていることが実感でき、とても嬉しいです。
思いや考え方は家族といっても人それぞれであり、その思いを受け入れる事から支援が始まると考えるようになりました。最初にしっかりと気持ちを聞くことで、例え患者さんとご家族で思い・考えが違っていても、異なる思いを踏まえて最適な支援方法を考えることができます。また、このように心掛けることで、その後の支援がとてもスムーズになり、お互いにとって満足な結果に終わることが多いと実感しています。
自宅での看取りを希望されている患者さんの生活を支えたことがとても印象に残っています。患者さんはもちろんのこと、ご家族は常に不安な状態で心的負担がとても大きいので、少しでも落ち着いた生活が送れるように気持ちに寄り添いサポートすることを意識しました。ご家庭を訪問して実際の生活状況の把握に努めたりと、院外の多職種の方々と連携しながら最期まで支えていくことができて良かったです。
退院後も安心した日々を過ごしていただくには、“地域全体で生活を支える“という意識が不可欠だと考えています。そのために地域に積極的に出向いて多職種の方々とコミュニケーションを取り、患者さんやご家族の方に少しでも多くの希望を叶えていただくための支援ができるよう力を注いでいきたいです。
患者さんやご家族に必要だと思うことを自分で考え実行できるような環境がとてもいいと思っています。院内では職種の垣根がなくコミュニケーションがとりやすいため、気軽に相談することができるます。このような環境が、患者さんへの迅速な支援や主体的に動けることにもつながっているのだと思います。
8:30 朝礼
地域サポートセンター内で、各スタッフの予定の確認や、患者さんの入退院などの情報の共有を行います。
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9:00~ 面談
来院された患者さんやご家族から、お話や相談を伺います。
11:00~ カンファレンス
医師をはじめ、看護師、栄養士、リハビリスタッフなどの院内の多職種のスタッフでカンファレンスをおこないます。一度に15名ほどの患者さんについて、情報の共有を図ります。
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12:00~12:45 昼食
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13:00~ 家庭訪問
各ご家庭での患者さんの生活状況を知るために、家庭訪問をおこないます。患者さんやご家族から話を聞き、困っていることがないか確認します。
15:00~ 地域との電話
カンファレンスや家庭訪問を受けて、患者さんを地域で支えていけるように、院外の多職種のスタッフに相談をして連携を図ります。
17:15 退勤
日勤の勤務が終了です。1日お疲れ様でした。